ウルトラブック

ウルトラブック(Ultrabook)は、2011年にインテルが提唱した、薄型で軽量のノートパソコンです。ウルトラブックというと、ノートパソコンとはまた違うもの…というイメージがあったのですが、ノートパソコンにウルトラブックも属している感じなのですね。ちなみにインテルというのは、アメリカにある半導体メーカーのことで、Integrated ElectronicsのIntとEleで、インテルというメーカー名の由来のようです。マイクロプロセッサやチップセット、フラッシュメモリなどを主に製造・販売しており、Pentiumシリーズや8086シリーズの流れを汲んだIA-32などの製品が有名です。また、1990年代後半からは、多方面のコンピュータ関連のハードウェア事業を展開しており、1992年から現在まで、世界第1位の半導体メーカーとしてその名を世界中に馳せています。世界のCPU市場では、この数年の80%ほどのシェアを維持しています。そのインテルが推進しているパソコンの新カテゴリがウルトラブックなのです。このウルトラブックは、アジアで開催される、アジア最大のパソコン見本市、Computex2011にて、その概要が発表されました。インテルでは、現在のノートブックパソコンとタブレット機器の性能・機能をウルトラブックは兼ね備えている他、薄型軽量・洗練されたデザインが魅力なだけでなく、高い応答性とセキュリティ機能を実現しているノートパソコンであるとしています。

ウルトラブックは、休止状態のシステムを一瞬で起動させることができ、超高速の応答性が可能となっているため、思いたった時にすぐに使用することができます。暑さも最大で21mm未満であるため、どんな場所でも好きなところで使用できる便利さと、スタイリッシュなデザインが人気となっています。ゴチャゴチャとした余計なものは一切なく、シンプルイズベストというスタイルにピッタリです。また、第3世代インテルCoreプロセッサーが搭載されているウルトラブックの場合は、どんな作業をしても快適な応答性がある他、長時間のバッテリー駆動が実現されています。

このウルトラブックを、何故インテルがここまで力を入れているかというと、その背景には3年後を見据えたビジョンがあるためです。この数年で急激に普及し始めたタブレット端末や、クラウドサービスがありますが、その影響を正にウルトラブックが受けているんですね。タブレット端末の場合、大きめの液晶ディスプレイが搭載されている他、ウェブ・メールを始め、クラウドサービスとの連携も密接となっています。また、電源が常時ONになっているので、起動するまでに時間を要することもなく、すぐに使用することができるのが大きな利点となっています。バッテリーの駆動時間も長いですし、パソコンのようなAC電源を持ち歩く必要もありません。このタブレット端末の特徴を受けて、その対抗機として登場したのがウルトラブックなのです。従来存在するスリープ機能を改良することで、パソコンを高速で起動させる仕組みが用意されている他、今後登場予定の新たなCPUであるHaswellへ移行するなかで省電力化を図るなど、これからもタブレット端末に対抗していく構えとなっています。

最終更新日:2014年10月23日